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山崎耳鼻咽喉科医院 (秋田県秋田市中通)

耳鼻咽喉科

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郵便番号 010-0001
住所

秋田県秋田市中通3-4-10

アクセス

秋田駅からは徒歩7分 中央通りをお進み下さい。水色の建物です。
バスでお越しの方:秋田駅西口行 中央通2丁目で下車。道路反対側です。

TEL 018-834-3010
診療科目 耳鼻咽喉科
休診日 日,祝
公式HP https://yamazaki-orl.com/
特長 早朝診療 / 専門医
駐車場 収容台数: 8台 
駐車場は2か所あり、中央通りに面しています。8台ほどのスペースがあります。空きがない場合は近隣の駐車場にお願いします。駐車場については医院紹介ページで説明していますのでごらんください。
診療時間
 
8:30-12:30
14:30-17:00※1

※1. 土曜日午後15:00まで

火曜・木曜午後休診です

診療時間は変更される場合がございます。
診療の際には必ず医療機関に直接ご確認ください。

病院・医院・クリニック訪問記
  • 【内視鏡】癌などの早期発見に必要な検査です。動画を記録してわかりやすく説明しています。

  • 【ネブライザー】抗生剤やステロイド薬などを蒸気にして吸入します。ゲームやお人形たちが待っています。 お人形たちは定期的に消毒していますのでご安心ください。

  • 【呼吸機能検査】喘息や慢性閉塞性肺疾患が疑われる方の呼吸機能を検査します。

  • 【インピーダンス検査】鼓膜周囲の検査を行うための機器です。

  • 【レントゲン】鼻やのど、胸のレントゲン検査をします。

医師紹介

院長 医学博士 山﨑一春

長らく大学病院に勤務し、耳鼻咽喉科疾患について研究、学会発表を行い研鑽を積んでまいりました。風邪から悪性疾患まで、耳鼻咽喉科領域の疾患については十分な経験があります。急性症状については早期の改善を図り、悪性疾患については早期の発見に努めます。CTやMRIなどの画像検査については近隣のクリニック、病院と連携を図っています。入院や手術が必要な方につきましても適切な高度診療機関に迅速に紹介させていただきます。

院長プロフィール

平成5年:岩手医科大学医学部を卒業し、耳鼻咽喉科学講座に入局
平成9年:大学院を卒業し、博士号を取得
平成10年:岩手県立北上病院耳鼻咽喉科科長
平成12年:岩手医科大学耳鼻咽喉科学講座助手
平成14年:岩手医科大学耳鼻咽喉科学講座講師
平成22年:秋田大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座講師
平成29年:当院院長

日本耳鼻咽喉科学会専門医
補聴器相談医
騒音性難聴担当医
日本嚥下医学会主催嚥下機能評価研修会修了

医師 山﨑義春

前院長です。東北大卒業。47年間院長を務めました。今後は木曜日の診療を担当します。

山崎耳鼻咽喉科医院について

当院は昭和30年からこの地で診療を行っております。この度、3代目として新しく院長となりました。どうぞよろしくお願いします。
耳鼻咽喉科は皆様の生活に深くかかわる診療科です。皆さんが困る症状としては、耳が聞こえない、めまいがする、耳鳴りが止まらない、においがわからない、鼻水が止まらない、鼻がつまって苦しい、のどが痛い、咳が止まらない、などがあると思います。こういった症状は皆さんの生活に影響を与え、つらい状況を強いることになります。このような症状を改善したいとの思いで、必要な治療を行うのが耳鼻咽喉科医師としての自分の仕事だと思っております。親切に、丁寧にお話を聞き、最善の結果を導けるように努力していく所存です。

耳鼻科の病気

< 耳の病気 >

当院では、耳の病気全般の診療をしております。
下記に代表的な病気についてご説明します。当院ホームページにも各疾患の詳しい説明がのってりますので、ご覧ください。

【中耳炎について】

中耳は鼓膜の奥にある空間で、ここには耳小骨という骨の連結があり、鼓膜で拾った音を増幅して内耳に伝えるところです。中耳の障害では難聴だけでなく、耳閉感、音が響くなどの症状がみられます。

〇 急性中耳炎

急性中耳炎では、中耳という空間(中耳腔)に炎症を起こし、膿がたまってきます。中耳は、耳管と呼ばれる管で鼻の奥とつながっています。鼻やのどの細菌・ウイルスが耳管を通って中耳に入ることにより、中耳の粘膜に炎症が引き起こされます。中耳炎はプールの水が原因ではなく、風邪をひいたときに、鼻や喉の炎症に続いて発症することが多いのです。
症状としては、耳の激しい痛み、耳だれ(耳漏)、耳閉感などがあります。乳児などでは痛みを訴えないので、機嫌が悪くなってぐずったり、しきりと耳に手をやったりします。
診断は、耳内を観察し、鼓膜の発赤腫脹などを確認します。治療には抗菌薬の内服や、点耳薬を使用します。急性期で膿が溜まって鼓膜が腫れあがって痛みが強いときや、熱が高いときは鼓膜を麻酔して切開(鼓膜切開)し、中の膿を排出します。
中耳炎は赤ちゃんや子供に起こりやすい病気です。小児科でも耳を診る医師が多くなってきましたが、気づかれずに発症していることがあります。特に保育園では耐性菌が蔓延し、なかなか改善しない症例も出てきました。耳に手をやってむずかっている、耳だれが出ているときは、早めに耳鼻科に受診してください。
 

【難聴について】

難聴とは聞こえが悪くなった状態ですが中耳炎でも難聴になります(伝音難聴)。しかし多くの場合、内耳や脳の機能低下のために聞こえが悪くなります(感音難聴)。代表的な疾患について解説します。

〇 突発性難聴

突然片方の耳が聞こえなくなる疾患です。急激に発症する感音難聴のうち、原因不明のものを突発性難聴と呼んでいます。難聴と同時に、耳鳴りや耳閉塞感、めまいや吐き気などを伴うこともあります。突発性難聴は中枢症状を伴いません。また基本的に繰り返すことはありません。突発性難聴をはじめ感音難聴は、1日でも早く治療を開始すれば聴力回復の可能性も高くなりますので、早期の受診・治療が大切になります。逆に言うと時間がたってしまうと回復しなくなってしまう可能性が高くなります。治療としてはステロイドなどの薬物療法を行いますが、難聴が高度な場合は入院加療も勧めています。このタイミングで治療しないと一生治らないからです。突発性難聴はわかりやすく言うと「耳の脳梗塞」といってもいい状態ですので、薬剤治療だけでなく、心身ともに安静にして、規則正しい生活をして、ストレスを減らすことも大切です。

〇 メニエール病

実際にはそれほど多い疾患ではないのですが、めまいと難聴を繰り返す病気です。ひどい回転性めまいが起こり、頻回に繰り返します。内耳の圧をコントロールできない状態になるので、内服薬を継続する必要があります。また手術が必要になることもあります。

< 鼻の病気 >

鼻の病気全般の診療をしております。代表的な病気についてご説明します。当院ホームページにも各疾患の詳しい説明がのってりますので、ご覧ください。

【アレルギー性鼻炎(花粉症)について】

最近の厚労省のHPでは国民の40%以上がアレルギー性鼻炎を有すると紹介されています。原因は、戦後と比較し食生活の欧米化や住環境の変化、花粉量の増加などが考えられます。有病率など地域差がありますが、例えばスギ花粉の飛散量の報告では秋田は全国的にみて少ないほうです。
花粉症はスギやカモガヤ、ヨモギなどの花粉が原因となって、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目の痒み、などの症状を引き起こすアレルギー性鼻炎です。季節性の花粉症のほかに、埃やダニ、カビなどが原因となる通年性アレルギー性鼻炎もあります。
花粉症の治療は予防とくすりです。アレルギーの原因を知りそれらを吸い込まないことと、内服薬や点鼻薬、点眼薬の使用です。
当院ではスギとダニの舌下免疫療法を行っています。血液検査でアレルギーの有無を確認し、心臓疾患や喘息の有無、内服薬を確認し、問題がなければ施行できます。施行の前に注意点を説明します。薬は徐々に増量することになっていますので、飲み方に注意してください。3年間の継続を勧めています。もう少しで小児の適応が認められそうです。

< のどの病気 >

のどの病気全般の診療をしております。代表的な病気についてご説明します。当院ホームページにも各疾患の詳しい説明がのってりますので、ご覧ください。

【のどの痛みについて】

のどの痛みの原因で最も多いのは風邪で、ウイルス感染による炎症性変化によるものです。痛み物質がどんどん産生されています。炎症を起こしている中心の部位によって、咽頭炎や、喉頭炎、気管支炎などの病名になります。症状としては痰や咳、声のかすれなどもみられます。扁桃炎では高い発熱を伴うことがあります。しばらくすると2次感染として細菌感染が起こってきます。そうすると黄色や緑色の固まった痰が出てきます。
治療方針を決めるため、のどの状態を詳しく観察します。耳鼻科用の経鼻内視鏡を用いることもあります。のどの所見と、症状、これまでの経過によって内服薬を決定します。そのほか、局所処置、ネブライザーなども行っています。以下の疾患の際には注意が必要で入院を勧めることもあります。

〇 急性喉頭蓋炎

のどの奥には喉頭蓋という軟骨があり、食事の際に気管に食べ物が入らないように「ふた」をするところです。ここに細菌感染がおこり、軟骨膜炎を起こしたのが、急性喉頭蓋炎です。喉頭蓋はU字に湾曲していますが、薄い平らな板状の軟骨です。これが高度の炎症を起こすと浮腫を起こして丸いお団子状になってしまいます。実際に見ると真っ赤なのでアメリカでは赤いサクランボと比喩されています。こうなってしまうと呼吸するところがふさがってしまうため、窒息してしまいます。アメリカ合衆国の初代大統領ジョージ・ワシントンがこの疾患で亡くなった説があります。症状としてはつばも飲めないくらいの激痛と呼吸苦がみられます。呼吸ができるほどの腫脹の場合、入院加療が必要ですが、緊急搬送が必要になることもあります。呼吸ができなくなったときは緊急気管切開が必要になります。

< その他の病気 >

【顔面神経麻痺について】

顔面神経麻痺は片方の目をつむれない、口から水がこぼれる、顔が曲がっているなどの症状がみられます。最も多い原因はウイルス感染によるものです。そのほか、中耳炎、耳下腺悪性腫瘍、脳梗塞などがあります。脳梗塞の場合は、話せないとか、歩けないとか、手足が動かないなどの合併症状がありますので、その場合は救急車で総合病院を受診してください。
中耳炎の場合は耳症状や鼓膜所見で大体判別がつきます。耳下腺悪性腫瘍の場合は耳下部に腫瘤を触知します。必要な場合はCTやMRI検査を行うことになります。顔面神経にできる神経鞘腫という腫瘍が原因の場合、診断が難しいこともあります。
ウイルス感染にはベル麻痺とラムゼイ・ハント症候群があります。
①ベル麻痺 単純ヘルペスウイルス感染によるものです。麻痺の改善は良好で、痛みや皮疹などみられません。
②ラムゼイ・ハント症候群 帯状疱疹ウイルス感染が原因となります。帯状疱疹ウイルスの場合は皮疹が出てきたり、痛みを伴ったり、めまいや難聴を起こすことがあります。
①②とも診断には血液検査を行います。ウイルスが原因の場合、治療は抗ウイルス薬、ステロイド薬が中心になります。麻痺が高度な場合は入院加療を勧めることが有ります。改善がみられてくるまでには約2週間かかりますが、4週間たっても改善のきざしがみられない場合は、手術を検討することもあります。
改善がみられてきた場合は自宅でのマッサージやミラーバイオフィードバックといったリハビリも行っていただきます。

訪問員コメント

「私が、耳鼻咽喉科の診療が好きなのは、多くの場合、疾患の状態が直接自分の目で診ることが出来るという点ですね。直接鼓膜を診るとか、直接のどを診るとか、直接診れるという点。治療すると他の科目に比べて比較的短い時間で改善が期待できる事が多いという点。そして、その部分を手術が出来るという点ですね。」と仰る院長の山﨑一春先生。
「今まで、大学病院や市中の大きな病院で働いて来ましたが、多くの患者さんを次々に診なければならない大きな病院と違い、開業医は、患者さんと話す時間を取り、きちんと個々の患者さんと向き合いながらコミュニケーションが取れるので、『地域の為に働いている』ということを感じられますね。先代の院長から引き継ぎ、今までの診療も、もちろん重視して診ていきますが、補聴器や嚥下(エンゲ飲み下すこと)評価も積極的にやり、地域の多くのお年寄りの医療にも貢献してきたいと思っています。」と地域の患者さんとのコミュニケーションが取れることに喜びを感じ、積極的に補聴器や嚥下評価を取りいれて地域医療に貢献しようとされている院長の山﨑一春先生でした。

 

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