おうじ内科・糖尿病クリニック｜東京都中野区中野のおうじ内科・糖尿病クリニックの診療時間、休診日、休日診療、夜間診療、アクセス方法を確認できます。

　まず訪問した最初の印象は受付の方のにこやかな笑顔だ。訪問員に話しかけてくださるときも笑顔を絶やさない。患者さんにも好印象に違いない。
　院長の王子先生に医師になったきっかけをお聞きすると、きっかけは特になく小学校の卒業文集に「人に感謝される仕事、ありがとうと言われる仕事をしたい。医師になりたい」と書いていたとのこと。その文集の言葉通り、今は戸建ての住居にクリニックを併設して、地域に根差した治療を行っている。
　王子先生が東洋医学である漢方に力を入れているのは、西洋医学の診断とそれを基にした治療では患者さんが必ずしも満足されない現実の中で、もう一歩患者さんのために何ができるかを考えた上での選択とおっしゃる。そして、診断の優れた西洋医学の治療と優れた漢方治療の東洋医学を掛け合わせて糖尿病の合併症を少しでも緩和・改善させることをライフワークとして取り組みたいとのこと。この中野区の開業医では糖尿病専門医の第一号の医師である王子先生は、糖尿病友の会「おうじ内科・糖尿病クリニック・松の会」を立ち上げ、地域の患者さんと一緒に歳を取って行きながら、糖尿病治療の拠点を目指して精進したいとも話された。
　このクリニックのコンセプトとして王子先生は「通院の敷居を低くするために予約なしで、漢方治療も健康保険の範囲内でやります」と断言された。大病院では血糖値やヘモグロビンA1Cの検査だけでも１時間半以上待つことが普通な中で、「当クリニックでは注射が苦手な患者さんでもごくわずかな血液を採るだけで、５分でこれらの検査ができます」とメリットも強調される。患者さんが多く少し待ち時間が長くなっても待合室にはドリンクコーナーがあってのどが渇く患者さんへの配慮もされているし、トイレも車いすで入れる。
　王子先生は訪問員のインタビューに対して、終始穏やかに難しい専門用語をなるべく使わないように配慮いただきながら、お答えいただいた。患者さんに対する時と分け隔てなく接してくださる人間性にも感動した。
　中野駅北口から徒歩5分の好立地なだけに、今まで糖尿病と真剣に向き合って来られなかった患者さんには、一度訪ねてみることをお勧めしたい。