病院検索・クリニック検索TOP 東京都(エリア) 三鷹市 下連雀 内科 医療法人社団 三民会 連雀肛門外科・消化器内科クリニック

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医療法人社団 三民会 連雀肛門外科・消化器内科クリニック (東京都三鷹市下連雀)

内科、外科、消化器科、肛門科

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郵便番号 181-0013
住所

東京都三鷹市下連雀7-14-28
ベルム・ミタカ2F

アクセス

JR「三鷹」駅 南口から徒歩14分

TEL 0422-40-6955
診療科目 内科、外科、消化器科、肛門科
休診日 日,祝
公式HP http://www.renjaku-clinic.com/
連携先施設 患者さんの症状、病状、ご希望に添った病院をご紹介します。
特長 夜間診療
診療時間
 
9:00-12:30
15:00-18:30

診療時間は変更される場合がございます。
診療の際には必ず医療機関に直接ご確認ください。

病院・医院・クリニック訪問記

医師紹介

院長 黄田 正徳

昭和53年    帝京大学医学部卒
昭和54年2月  東京医科大学病院外科学教室勤務
昭和57年11月 社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター勤務
平成5年2月   大成会長汐病院 外科・肛門科勤務
平成11年8月  当院開業

連雀肛門外科・消化器内科クリニックについて

日本人の成人男女、約4人に3人は痔主といわれるくらい多くの人が痔に悩まされています。
痔は肛門の病気だけに「恥ずかしい病気」といった意識を持つ人が多く、出血や痛みといった自覚症状があるにもかかわらず放置していたり、自分で売薬をつけて症状をますます進行させ、大変な手術につながってしまうケースも多いのです。
また、自分が痔だと思いこんでいても実は直腸癌だった、大腸癌だったというケースもたびたびあります。
痔について正しい知識を持ち、早期発見し、診療・治療を受けることこそ痔にさよならすることになるのです。
痔は成人男女の約四人に三人が悩んでいるといわれる病気です。
痔にさよならするためには早期発見、早期治療が最善です。
当院では入院せずに帰れる無痛日帰り手術が好評です。
さらに痔の出血とまぎらわしい直腸ガンや大腸ガンの検査も行っております。
大腸・肛門の病気・内視鏡検査・日帰り手術・いぼ痔の無痛注射療法についてなど、ご遠慮なくご相談ください。 検査のご予約も受け付けております。
手術療法及び注射療法(硬化療法)の費用については、保険が適用されますので約3万円以内で済みます。
また、生命保険などの医療保険に加入されている方は、医師の診断証明書を提出すれば日帰り手術でも手術給付金が支払われます。

【日帰り手術】

硬膜外麻酔による無痛日帰り手術で、入院せずに帰れます。
脱出、出血症状を呈する痔核(いぼ痔)には無痛注射療法(硬化療法)が好評です。
さらに、痔出血と紛らわしい直腸癌・大腸癌の相談、検査も受け付けています。
当クリニックは社会保険中央総合病院大腸肛門病センター出身である院長が診療手術を担当しております。
大腸・肛門病疾患についてはご遠慮なくご相談ください。

【内視鏡検査】

痔主の方で出血を訴えることで、最近増加している大腸癌・直腸癌と鑑別する意味では、一度、大腸内視鏡検査をおすすめいたします。
大腸癌の約8割は大腸下部(S状結腸)・直腸に集中しているので、出血は肛門出血と紛らわしいことになります。
早期大腸癌(ポリープ癌を含む)は肉眼的出血は少なく、便潜血反応でわかる程度です。
そのため早期発見はやはり内視鏡検査を受けることです。
検査の前処置として、当日検査日は朝早く2リットルの水溶下剤を一時間1リットルの割合で飲用し、2時間経過後に約5~6回の水様便(黄色調)になれば検査できる状態です。
検査時は直接自分の目でテレビ画面を見ることができ、大腸の様子がよくわかります。約20~30分で検査は終了です。
検査で判明する病気としては大腸ポリープ・大腸癌・大腸憩室症および憩室炎・炎症性疾患(潰瘍性大腸炎・クローン氏病)・大腸アメーバ症などがあげられます。
大腸癌の前癌状態であるいわゆるポリープは、早期に経内視鏡的に摘出すれば、発癌のリスクはなくなります。

【直腸肛門の解剖生理】

●直腸肛門のしくみ

大腸の長さは成人で約1.5mもあり、それ以上長い人もあります。 口側から順に、盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸に分かれ、S状結腸から、長さ約15㎝の直腸へと続きます。最終的には直腸から肛門管となります。
肛門管は消化管の出口とこれを取り巻く括約筋からできており、長さは約3㎝です。
特殊な働きと複雑な構造を持っているので、消化管の入り口であるのと同じように大切な消化器官です。
直腸と肛門の境界部に歯状線があり、それを境にして、上部は自律神経が支配しているので痛みを感じません。下部は知覚神経が支配しているので痛みを感じます。
例えば、歯状線上に出来る初期の内痔核は痛みを感じませんが、それが大きくなり、外痔核と一緒に脱出すると痛みを感じます。
きれ痔の場合は歯状線下部(肛門管内)で切れますので傷みを感じます。

●肛門部の血液循環

直腸肛門部には動脈と静脈の血管が複雑に交わりながら走っています。
静脈の末端には毛細血管が網目状に集まった静脈叢が発達しており、歯状線より上のものを内痔静脈叢、下のものを外痔静脈叢と呼びます。
それらの上部血管は上直腸動脈から流入してきます。
痔核は上直腸動脈の分布で、主に時計方向から見て、11時・3時・7時に三箇所発生します。

●肛門部の括約筋(筋肉)

肛門の開閉は、内肛門括約筋と外肛門括約筋の二つの括約筋でコントロールされています。
直腸に近い内肛門括約筋は排便時以外は無意識に肛門を閉める働きがあり、肛門の出口にある外肛門括約筋は意識的に便意をこらえて、肛門を閉じたり、排便時に肛門を開いたりする働きがあります。
痔瘻の手術で変に括約筋を切除されると、肛門の変形や失禁障害を起こすことがあります。

【痔疾患の種類と治療】

●痔疾の種類

痔疾患のうち半数を占める痔核(いぼ痔)は特に男女差はなく、裂肛(きれ痔)と痔瘻は、それぞれ12~15%程度で、裂肛は女性に、痔瘻は男性に多くみられます。
これは日常の排便状態に起因していると思われます。

1.痔核(いぼ痔)

・種類と発生原因 痔核は便秘などによるいきみや腹圧による肛門部への過度の刺激、長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしの姿勢が続くことによる肛門部のうっ血で発生します。 その出来る場所によりに内痔核と外痔核に分けられます。

・原因と症状

排便時のいきみの繰り返しなどによって、肛門部のうっ血が生じ、直腸と肛門との境界部(動脈や静脈の集まる所)で、いぼ状にふくらんだものを内痔核といい、痔核全体の約8割を占めています。
症状としては、最初のうちは排便時の出血のみで痛みは起こりませんが、病状の進行によって排便時にいぼが肛門外に脱出、炎症などによる痛みを生じるようになります。

・内痔核の病状の進行程度

第1度:痔核が肛門内でふくらんでいるだけで、排便時に肛門外に出ない。
第2度:痔核が排便時に肛門外に出てくるようになるが、自然に肛門内に戻る。
第3度:排便時に肛門外に出た痔核が自然に戻らず、指などで押し込む。
第4度:痔核が常に肛門外に出たままで、指で押し込んでも戻らない。

・外痔核の原因と症状

外痔核は、排便時のいきみ、ゴルフのスウィング時のいきみなどで生じる肛門皮下の静脈のうっ血による血栓(血のかたまり)で、強い痛みを伴います。 硬いしこりとして触れることができます。

2.裂肛(きれ痔)

裂肛「きれ痔」は便秘で硬い便を無理に出したために肛門の上皮が裂け、起こる痔です。 症状としては、排便時に紙につく程度の出血と肛門の痛みがあります。 きれ痔が慢性化すると傷口が深い潰瘍状になり、排便後も強い痛みが続いて起こり、座るときも痛くなります。

・裂肛の慢性化

裂肛になると排便時の激痛のために、排便を抑えるようになり、便秘となります。 便秘による硬い便をいきんで出すことで、再び同じ場所が切れてしまいます。 この繰り返しにより裂肛が慢性化し、潰瘍状になると、肛門狭窄で排便障害を引き起こし、再び便秘になります。
この悪循環で、強い下剤を飲まないと排便できなくなってしまいます。

3.痔瘻

痔瘻は、直腸肛門の境界部(歯状線)にある肛門小窩に大便中の細菌(主に大腸菌)が入り、括約筋間の肛門腺で炎症を引き起こしながら、肛門周囲に拡がり、化膿性の炎症を発生させます。
症状は肛門のまわりが腫れて激痛を生じ、高熱(38~39度)を伴うこともあります。
肛門周囲潰瘍が進み、自潰するか、あるいは切開排膿させると、症状は楽になります。
膿が出た後に、肛門外縁に向かって硬い管(しこり状)が残り痔瘻となります。 肛門外に向かわず、直腸内腔へ進む場合もあり、炎症の進み具合により、直腸狭窄を合併することもあります。
症状としては、常に膿の混じった分泌物が出たり、肛門のまわりに湿疹様皮膚炎ができ、かゆみや不快感を感じたりします。
痔瘻は薬では治らないので、原発口と原発巣(ばい菌の入り口)をとらない限り炎症を繰り返し、もっと複雑性の痔瘻となる可能性も高いのです。

●痔疾の療法

肛門は大切な生理機能を持った器官です。 生理機能を阻害するような治療法を避け、痔疾とその症状にあった療法を行うことが必要です。

1.保存療法

痔の治療基本は、便秘・下痢に注意したり、入浴で患部を清潔にすることにより肛門への負担を軽減することです。
出血・痛みなどを緩和する軟膏・坐薬などの外用薬と血液循環の改善を目的とする内服薬療法。
最近では、第3度内痔核(指で戻せる脱出状態)の場合は、無痛性硬化療法(注射療法)が有効で、切除と違い、生活上支障をきたさない療法もあります。

2.手術療法

基本的に日帰り手術を行い、麻酔は肛門周囲に効く、仙骨硬膜外麻酔で充分に行えます。 術後はしばらく休んでから、歩行帰宅できます。
毎日、排便ができ、お風呂も入れます。
手術適応する疾患は、脱肛(第4度内痔核)・痔瘻・肛門狭窄を伴う慢性裂肛。 直腸脱は硬化療法(注射療法)で充分に根治できるようになりました。
痔瘻は肛門機能を温存する括約筋温存手術で根治させます。

【日帰り注射療法(痔核硬化療法及び手術療法)】

1.痔核(いぼ痔)

痔核の第2度~第4度は硬化療法(注射療法)で根治可能です。特に脱出及び出血症状の消失が主な特長です。
常時脱出した内痔核は注射療法による治療を行い、肛門周囲に突出した皮垂、外痔核は麻酔して無痛に切除すれば、翌日からは脱出しなくなります。
当院で使用している硬化注射液は痔核組織に中程度の繊維化作用及び毛細管の収縮作用によって痔核を萎縮消失させ、組織の壊死は起こりません。
施行後は2~3日間の違和感を伴いますが、問題なく排便できます。
年間約350人以上の施術で95パーセント以上の治癒率です。
一方でまだ使用されている腐食注射療法(くさらせる)は痔核と周囲の正常組織まで壊死しますので潰瘍状となり出血及び強度の疼痛もある為、日常生活に支障をきたします。治った後も瘢痕形成が起こり、肛門狭窄と肛門変形の原因となります。

2.裂肛(きれ痔)

慢性裂肛による潰瘍形成は肛門痛及び肛門狭窄症状で排便障害となり日常生活に支障をきたす為、手術療法となります。
潰瘍部の切除及び肛門括約筋部分切開で根治できます。

3.痔瘻

前方及び測方の痔瘻は開放手術すると治った後でも肛門変形が起こり得ます。
変形させない為には、括約筋を開放切除しない、内括約筋・外括約筋を温存する手術をすれば、術後肛門機能障害を防げます。
複雑性痔瘻(座骨直腸窩痔瘻、高位直腸筋間痔瘻)における手術は括約筋を出来るだけ残し、大きく切除しないで原発口と原発巣を可及的に切除すれば根治できます。

4直腸脱

高年齢者に多い直腸脱は、侵襲の少ない注射療法(硬化療法)で完治できます。

【ご相談】

痔は成人男女の約四人に三人が悩んでいるといわれる病気です。 痔にさよならするためには早期発見、早期治療が最善です。
当院では入院せずに帰れる無痛日帰り手術が好評です。
さらに痔の出血とまぎらわしい直腸ガンや大腸ガンの検査も行っております。
大腸・肛門の病気・内視鏡検査・日帰り手術・いぼ痔の無痛注射療法についてなど、ご遠慮なくご相談ください。
検査のご予約も受け付けております。
手術療法及び注射療法(硬化療法)の費用については、保険が適用されますので約3万円以内で済みます。
また、生命保険などの医療保険に加入されている方は、医師の診断証明書を提出すれば日帰り手術でも手術給付金が支払われます。

●初診は予約不要です。

ご相談・ご予約ともメール・電話、ご都合のよろしい方法でどうぞ。
メール info@renjaku-clinic.com
電話 0422-40-6955

訪問員コメント

「医師としての喜びは、患者さんから、完璧な治療で感謝されること。」と仰る院長の黄田正徳先生。
黄田先生は、日本で一番古い病院、東京山手メディカルセンター(旧社会保険中央総合病院)で肛門科の診療に長く診療されていました。 肛門科専門の医師は、少ないので、多くの患者さんが遠方からも来院されています。 痔の治療で来院される多くの患者さんが、重症化して我慢できなくなってから来院されるとのこと。 思い違いをしている患者さんが多く、今は、入院せずに簡単な日帰り手術や、負荷の少ない注射療法など、昔より患者さんの診療の負荷がすごく少なくなっていますが、その事を知らない患者さんが多いので、手術の事や、術後のフォローの事などよく説明するようにされているそうです。 怖がらずに早めの来院をお勧めします。

連雀肛門外科・消化器内科クリニック